こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
スプリングブルック国立公園は、ゴールドコーストの内陸部にある国立公園。ナチュラルブリッジや土ボタルが特に有名な必見のスポットです。
今回は、こんなスプリングブルック国立公園の見どころと行き方、持ち物などをご紹介します。
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スプリングブルック国立公園はこんな場所
さっそく、スプリングブルック国立公園(Springbrook National)はどんな場所なのかを見ていきましょう。
どこにある?
スプリングブルック国立公園は、ブリスベンから南へ約2時間、ゴールドコーストの中心部から南西へ約1時間の場所にある国立公園。共に有名なラミントン国立公園のお隣です。
24時間開いていて無料で入れます。(マップで見る)
参考ラミントン国立公園へ行こう!オライリーズ,ハイキングコース,行き方ガイドなにが有名?
なにが有名かと言えば、世界遺産のゴンドワナ多雨林と、世界でも希少な土ボタル。
スプリングブルック国立公園を含め、この周辺に広がるゴンドワナ多雨林群はレアな動植物であふれています。
ちなみに、ゴンドワナ大陸は数億年前の南半球に存在した巨大大陸。アフリカ、オーストラリア、南極、南アメリカ、インドなどが合体していて、独自の生態系がありました。
大昔に分裂した後も、オーストラリアにはゴンドワナ時代の動植物が残り、独自に発達した固有種も多数。
恐竜時代を彷彿とさせる森と、オーストラリアのユニークな生態系が合わさった光景は世界でも類を見ません。
参考土ボタルの正体がヤバい!ゴールドコーストで出会える場所と鑑賞時期も紹介4つのセクションがある
スプリングブルック国立公園は、こちらの4つのセクションに分かれてます。(マップを見る)
- スプリングブルック・セクション(SpringBrook)
- ナチュラルブリッジ・セクション(Natural Bridge)
- ナミンバ・セクション(Numinbah)
- マウント・クーガル・セクション(Mt Cougal)
この中でも一番有名なのが、ナチュラルブリッジ(Natural Bridge)。
スプリングブルック国立公園に行く人のほとんどが、まずはここを目指します。
ナチュラルブリッジはどんな場所?
ナチュラルブリッジ(Natural Bridge)は、土ボタルの洞窟と、神秘的な滝で有名。スプリングブルック国立公園のハイライトとも言える場所です。
滝のある洞窟まではウォーキングコース(Natural Bridge Circuit)経由で往復約1時間(1km)。
洞窟内から見る滝は白く輝き、美しさの極み。夜は真っ暗な中に青白く輝く無数の土ボタルが幻想的な世界を作り出します。
洞窟の上から滝が注ぎ込むスポットも圧巻です。(ちょっと洗濯機っぽい)
たくさんの鳥の声を聞いたり、珍しい動植物に出会いながら歩く時間も貴重な体験。散策コースは、長さ的にもレベル的にも、ちょうどいい感じです。
昼と夜はどっちがいい?
日中は土ボタルの光は見えないものの、滝と森の中の動植物がしっかり見えて世界が鮮やか。ハイキングや写真撮影を存分に楽しめるのが魅力です。
夜の国立公園は真っ暗なものの、土ボタルの幻想的な光が浮世離れした美しさです。(滝も一応見える)
昼も夜も行ってみましたが、両方いいとしか言いようがありません。どちらがいいかは人によると思います。
ちなみに、土ボタルが一番活発な時期は夏12月〜3月頃です。
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国立公園内にはナチュラルブリッジ以外にも風光明媚な滝や展望台が多数。(写真はキャニオン展望台)
いくつか回ってみましたが、車ならこちらの場所もおすすめです。(数字は入り口からの距離)
- パーリングブルック・フォールス(Purling Brook Falls):往復4km
- ベスト・オブ・オール展望台(Best of All Lookout):600m
- キャニオン展望台(Canyon Lookout):30m
- ツイン・フォールス(Twin Falls):往復4.2km
セクションごとのハイキングコース一覧はこちらから見ることができます。
スプリングブルック国立公園への行き方
スプリングブルック国立公園へは電車やバスなどの公共交通では行けないので、車(レンタカー)かツアーで行くことになります。
車の場合
ナチュラルブリッジまでは、ゴールドコーストの中心部から車で約1時間。ブリスベンからだと2時間程度です。
山道は整備されているので普通の車(2WD)で大丈夫ですが、途中細い所があるのでご注意を。
車だと国立公園内のいろんな場所を回れるのが魅力。ガソリンは山道に入る前に入れておくと安心です。
スプリングブルック国立公園の駐車場
国立公園内の各見どころには無料の駐車場があります。
もちろん、ナチュラルブリッジにも結構広い駐車場があり、こちらも無料です。
ツアー
ナチュラルブリッジは大人気のスポットなので、ゴールドコースト市内発着のツアーはたくさんあります。
日中のプランも夜間のツアーも両方人気です。
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服装と持ち物
服装
スプリングブルック国立公園は、ゴールドコーストの中心部やブリスベンと比べると少しだけ気温が下がります。
冬は街にいる時よりアウターを少し厚めにすると歩き始める前も快適。暖かい時期も、朝晩は余分に1枚持っていくと、肌寒かった時に重宝します。
晩秋〜早春は1日の気温差が大きいので、中に着込まずアウターで調節するのがベストです。
参考ゴールドコーストの気温と服装 [ 月ごとに詳しくまとめてみた]靴
靴は歩き慣れたスニーカーでOKです。
ハイキングコースは歩きやすく整備されているので、長距離を歩くのでなければ本格的なハイキングシューズはいりません。
持ち物
持って行きたいものはこちらです。
- 紫外線対策 (日焼け止め・帽子・サングラス)
- 飲み水
- おやつ
- 懐中電灯(夜)注意
- 虫除け注意
- レインコート(雨の日)
夜は真っ暗なので、足元を照らす懐中電灯が必須です。ただ、土ボタルを照らすのは絶対NG(カメラのフラッシュも)。ホタルの活動を邪魔し、光るのもやめてしまいます。
虫除けを使う場合は、必ず国立公園に入る前に!虫除けは害虫だけでなく土ボタルにも大きな害を及ぼします。(土ボタルも虫だから)
ちなみに、蚊が気になるのは、夏や暖かい時期の朝晩くらいです。(と言っても、そこまででもない)
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スプリングブルック国立公園は自然好きにはたまらない場所。世界的に珍しい土ボタルもとても幻想的です。
公共交通では行けないものの、車やツアーでのアクセスは良好。ゴンドワナの森で存分に地球の息吹を感じて来てください。それでは!