こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
今回は、ゴールドコーストで出会えるレアな生き物「土ボタル」の正体と、いつ、どこで見れるのかをご紹介します。
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土ボタルって何?
名前的に蛍っぽいですが、土ボタルはハエの仲間(幼虫)。英語では「glow warm(グローワーム)」と呼ばれ、蛍とは関係ありません。(蛍は英語で「firefly」)
今のところ知られているのは9種で、ゴールドコースト周辺に生息する土ボタルは「ヒカリキノコバエ」の幼虫です。
ハエというと一気にイメージダウンですが、実際に光る姿はとても幻想的。世界的に見てもかなりレアな生物です。
なんで光るの?
土ボタルが光るのは幼虫時代だけ。
お尻を青白く光らせるのは、小さな虫を誘き寄せ、蜘蛛の糸のような粘液を使って捕獲するためです。
幼虫の期間が約1年ほどと長い割に、成虫になったら数日ほどの命。
土ボタルの撮影は素人には至難の業ですが、神秘的な様子は「Experience OZ」さんの動画で見ることができます。
「天空の城ラピュタの飛行石みたい」と噂されるほどの神秘的な世界です。
どこに生息してるの?
土ボタルの生息地は、オーストラリアとニュージーランドの一部の地域だけ。
暗くて湿度の高い場所を好み、雨林や湿り気の高い洞窟内、滝の近くなどに住んでいることが多いです。
オーストラリアなら、主に東海岸の限られた場所で見ることができ、中でもゴールドコーストの内陸部は数が多いことで有名です。
ゴールドコーストで土ボタルに会える場所
ゴールドコーストで土ボタルに出会える主な場所は、こちらの2箇所です。
- スプリングブルック国立公園(ナチュラルブリッジ)
- グローワーム・ケ‐ブス
タンボリン・マウンテンやラミントン国立公園などでも見れるものの、特に有名なのは上の2箇所。公共交通では行けない場所なので、ツアーが多くある点でも便利です。
参考ラミントン国立公園へ行こう!オライリーズ,ハイキングコース,行き方ガイド 参考タンボリンマウンテンの超おすすめスポット7選と行き方ガイドスプリングブルック国立公園
スプリングブルック国立公園(Springbrook National Park)の中にあるナチュラルブリッジ(Natural Bridge)は、洞窟の中にたくさんの土ボタルが生息していることで有名。
洞窟まではウォーキングコース経由で約30分。洞窟の中からは神秘的な滝を見ることもできます。
1日中いつでも行くことができ、国立公園に入るのは無料。昼も夜も人気の場所です。
参考スプリングブルック国立公園は必見![行き方・服装と持ち物も紹介]グローワーム・ケ‐ブス
グローワーム・ケ‐ブス(Glow Worm Caves)はタンボリン・マウンテン(Tamborine Mountain)にある施設。
ここでは人工的に土ボタルに合った生育環境を作っているので、年中確実に土ボタルを見ることができます。
ガイドツアーは約30分。大人23ドル、子ども(4−14歳)15ドル、4歳以下は1ドルです。(2024.3現在)
チケットは公式ページから予約可能。送迎が付きが良ければ、ゴールドコースト発の現地ツアーが便利です。
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土ボタルの時期はいつ?
土ボタルは蛍とは違うので一年中見ることができます。
ただ、ベストシーズンは温かくて湿気のある時期。年や天気にもよりますが、夏(12月〜3月頃)の方がたくさんの土ボタルに出会うことができます。
ちなみに、雨が降っていたり、雨が降った後の方が土ボタルは活発です。
>【Booking.com】でゴールドコーストの宿をチェック土ボタルは昼間も見れる?
光っている土ボタルは暗くなってからしか見れません。
なので、スプリングブルック国立公園などの自然の中にいる土ボタルは日没後に見に行くことになります。
日中に見たい場合やハイキングが苦手な場合は、タンボリンの「グローワーム・ケ‐ブス(Glow Worm Caves)」へ。
ここなら、いつでも確実に幻想的な世界を味わうことができます。
>海外旅行サポートが充実のクレカ「エポスカード」を見る土ボタルを見に行く時の注意点
土ボタルを見に行く時は足元を照らす懐中電灯が必須ですが、土ボタルは繊細で光や音に敏感。
光を当てると土ボタルが餌をとれなくなったり、弱ったりしてしまうので、懐中電灯や光を向けたり、フラッシュ撮影をするのは厳禁です。
それと、虫除けスプレーは土ボタルにも有害なので、つける時は必ず国立公園に入る前に。
参考ブリスベン・ゴールドコースト・サンシャインコーストの公共交通ガイドおわりに
土ボタルの正体を知ってガッカリした方もいるかも知れませんが、真っ暗な中に広がる無数の青白い光は息をのむほど幻想的。
現地に行ってみると、写真で見る以上に感動します。
時期や天気によって多い少ないはあるものの、年中見ることはできるので、ぜひ鑑賞してみてください。それでは!