こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
「スプリングブルック国立公園の土ボタルっていったい何?」それは誰しも思うことでしょう。
蛍っていう位だから見れる時期も気になるし、洞窟だから昼間でも光ってるか知りたいところ。
今回は、その辺の疑問にお答えします。
スプリングブルック国立公園の土ボタル
「土ボタルってなんぞや?」
日本の夏の風物詩、蛍さんの仲間かと思ってたらハズレでした。
この土ボタル、英語では「glow warm(グローワーム)」。蛍とは関係なくヒカリキノコバエの幼虫なんです。
ハエというと一気にイメージダウンですが、この方達はオーストラリアの一部とニュージーランドにしか生息していない貴重な生物。
空を飛ぶことはできず、幼虫の期間が長い割に(6~12ヶ月)、成虫になったら子孫だけ残して数日で死んでしまいます。
幼虫のお尻が青白く幻想的に光るのは小さな虫を誘き寄せ、蜘蛛の巣のような粘液を使って捕獲するため。
土ボタツの様子は「Experience OZ」さんの動画で素敵に紹介されています。
こんな事実を知ってた方がいいのか知らない方がよかったのかはわかりませんが…実際に見る光はとても幻想的でうっとりしますよ。
ちなみに、「天空の城ラピュタの飛行石のモデルになったのでは?」と囁かれたこともありますが、ただの噂のようです。
ちなみにこの土ボタルは繊細で光や音に敏感!フラッシュ撮影や懐中電灯を当てたりするのは厳禁なのでご注意を!
光を当てると土ボタルが餌をとれなくなったり、弱ったりしてしまうので気を付けてあげて下さいね。
スプリングブルック国立公園の土ボタルの時期
日本の蛍は夏のイメージですよね。
でも、この土ボタル達は蛍とは違うので一年中見ることができます。
ただ、やっぱり虫ですので、温かくて湿気のある時期の方が断然多いのは確か。
ゴールドコーストは日本と季節が逆なので11月~3月頃が一番多いことになります。
私も夏に行った時は沢山の光を見ることができましたが、冬に行った時は温かい時期より少ないなと思いました。
でも、どの季節でも見れないということはないし、普段見ることのない貴重な光景なので目に焼き付くと思います。
滝の流れる音や夜の森の中の生き物たち、たーくさんの星を楽しむこともお忘れなく!
ちなみに個人で行った場合は、結構沢山のツアーグループが来ているので説明を盗み聞くこともできちゃいます…。←スイマセン

土ボタルは昼間も見れる?
はっきり言いますと、見れません。
洞窟と言っても真っ暗ではないし、昼間のナチュラルブリッジには何回も行きましたが土ボタルが見れたことはないです。
その代わり、滝の流れる様子やハイキングコースの植物、小川などはお昼の方がしっかり見えるので楽しめるのは確か。
写真を撮るにも素人には昼の方がおすすめ。(プロなら夜でも問題ないかもしれません)
土ボタルの光を見たいなら日没後暗くなってからがベスト。日が暮れる頃にはワラビーやパディメロンなどの動物達も活動し始めるので遭遇するかもしれません。
ちなみに、どうしても昼間しかムリだけど、土ボタルが見たいという時はタンボリンマウンテン(ゴールドコースト)のglow worm cave(グロー・ワーム・ケーブ)に行くと見れますよ。
ここは人工的に飼育環境を作っているので、お昼間でもバッチリ見ることができます。(入場料必要)
参考スプリングブルック国立公園へ行く服装と靴&土ボタル鑑賞の時の持ち物おわりに
「土ボタルってそんな生物だったんだーと思った方も多いのでは(笑)
でも、あの光はホントに幻想的。うっすら見える滝の流れもイカした演出をしてくれてます。
時期によって多い少ないがありますが年中見ることはできるので、土ボタルを見るなら日暮れ後に行ってみて下さい!それでは!