こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
ブリスベンは真ん中に大きな川が流れる「川の街」。フェリーは欠かせない交通手段の一つです。
今回は、ブリスベンのフェリーについてわかりやすくまとめてみました。
記事の内容
ブリスベンのフェリーは2種類
市民の足として使われるブリスベンのフェリーは公営。
電車やバスと同じようにトランスリンク(Translink)管轄の交通機関です。(トランスリンクはこの地域の交通局)
そして、トランスリンクのフェリーは、こちらの2種類。
- シティーキャット(CityCat)
- キティーキャット(Kitty Cat)[クロス・リバー・フェリー(Cross River Ferry)]
残念ながら、長年親しまれていた無料のフェリー「シティーホッパー」はなくなりました。
シティーキャット
シティーキャット(CityCat)は、運行区間が長いメインのフェリーです。(ルートコードはF1)
シティーキャットの乗り場とルート
シティーキャットは「UQ(クイーンズランド大学)」から「Northshore Hamilton(ノースショア・ハミルトン)」の間を運行し、ターミナルは全19箇所。
エクスプレスが止まるターミナルが赤、各駅停車が止まるターミナルがオレンジのマークです。
ちなみに「ミルトン(Milton)」と「アポロ・ロード(Apollo Road)」は各駅停車が止まらない時間もあります。
シティーキャットの時刻表
シティーキャットは、朝5時台から夜の12時近くまで15分〜30分間隔で運行。
詳しい時刻表は、トランスリンクのページでチェックできます。
「UQ(クイーンズランド)方面行き」と「ノース・ショア・ハミルトン行き」があるので、お間違いなく。
シティーキャットの値段
運賃は一律50セント。1駅分乗ろうが、端から端まで乗ろうが50セントです。
フェリーだけでなく、ブリスベン、ゴールドコースト、サンシャインコーストのトランスリンクの交通機関は全て一律50セント。破格すぎます。
参考ブリスベン・ゴールドコースト・サンシャインコーストの公共交通ガイド 参考ブリスベン・ゴールドコーストの交通系ICカード2枚とタッチ決済乗車シティーキャットの見た目
シティーキャットは、青・白・黄色のすっきりしたフェリー。ボディーに「CityCat」と書いてあります。
船体はどんどん新しいタイプに入れ替わっていて、屋根付きの2階席があるシティーキャットも多くなりました。
こんな感じで全面に広告が入っているフェリーも多いです。
シティーキャットの船内
シティーキャットには前と後ろにデッキがあり、真ん中はエアコン付きの空間になっています。
エアコン付きの真ん中部分は、窓ガラスも大きく、とても快適。ゆったりとくつろげます。
フロントデッキはこちら。椅子がありますが、タイタニック的に一番前の部分に立って乗ることもできます。(写真は曇ってますが、晴れた日のフロントデッキは最高です)
バックデッキはこちら。フロントデッキの方が爽快ですが、進行方向と場所によってはバッグデッキからの眺めの方がいいこともあります。
2階席があるタイプ(ダブルデッカー)はこんな風になっています。
船内から階段で2階に上がることができ、操縦室がすぐ目の前にあります。
全てのシティーキャットはトイレ付き。途中で催した時も安心です。
キティーキャット(クロス・リバー・フェリー)
キティーキャット(クロス・リバー・フェリー)は、一定箇所で川を渡るために運行するフェリー。言わば「渡し船」です。
キティーキャット乗り場
キティーキャットのターミナルはこちらです。
紺色はキティーキャットだけが止まるターミナル、黄色はシティーキャットと共同です。
キティーキャットの値段
キティーキャットの運賃も一律50セント。シティーキャットや他の乗り物と同じです。
「渡るだけなのに?」と思うかもしれませんが、車やバスだとかなり遠回りになるので渡し船は便利です。
キティーキャットの見た目
キティーキャットはコンパクトで、船体にKittyCatと書いてあります。定員は60名。
ついこの前までは、無料のフェリー「シティーホッパー」にもこのフェリーが使われていました。(今はシティーホッパーはありません)
キティーキャットの内部
キティーキャットは定員60名と小ぶり。無料フェリーとして活躍していた頃によく乗りましたが、船内も広くはありません。
ただ、ガラス窓は大きく、景色はよく見えます。
後方にはデッキもあり、天気が良ければ最高です。

ブリスベンのフェリーの乗り方
シティーキャットもキティーキャットも乗り方は同じ。
とても簡単。こちらの4ステップです。
- 「UQ行き」か「Northshore行き」かを確認して乗る。
- フェリー内の読み取り機にゴーカード/クレカなどをタップ。
- フェリーの旅を楽しむ。
- 船内の読み取り機にカードをタップして降りる。
切符の場合は持っていればOK。切符はフェリー内で買えないので、先に購入してから乗り込みます。
切符なしがバレたり、カードをタッチせずに乗った場合は罰金の対象に。
降りる時にカードのタッチは忘れると自動的に2.5ドル引かれるのでご注意を。(切符の場合は関係ない)
降り口には気をつけて
シティーキャットでは、前のデッキから降りる時と後ろのデッキから降りる時があります。(アナウンスあり)
降り口が前のデッキなのに、後ろのデッキで余裕をかましてて降りそびれるなんてこともあるのでご注意を(笑)
>【ゲットユアガイド(GetYourGuid JP)】でブリスベンの現地ツアーを見るシティーキャットからの絶景スポット5選
フェリーの説明が終わったところで、シティーキャットからの絶景スポットを5つご紹介したいと思います。
この景色を見るために、あてのない船旅に出るのもいいものです。
ストーリーブリッジ
ストーリーブリッジはブリスベンの顔。
「リバーサイド」⇔「ホワードスミスワーフ」間では、この橋の下も通過します。
特に、UQ方面へ向かう時のストーリーブリッジとシティーの高層ビル群が圧巻です。(夜景もきれい)
カンガルーポイントクリフ
「リバーサイド」⇔「QUT(クイーンズランド工科大学)」間を通過する時に見えるカンガルーポイントの絶壁は雄大。
昼間の方が迫力がありますが、夜間はライトアップされた絶壁を見ることができます。
参考カンガルーポイントはブリスベンの東尋坊!?断崖絶壁を見に行こう!橋だらけゾーン
「ノースキー」⇔「ミルトン」間では、短い間隔で4本の橋を通過。
中でも、トゲトゲのクリルパ・ブリッジが目を引きます。
UQ方面のジャングル感
UQ方面行きは、ブリスベンの中心部を抜けた辺りから森だらけ。
とてものどかで、ジャングルクルーズをしている気分になります。
ノースショア方面の広がり感
ノースショア方面行きは河口へと向かって行くので、川幅が広がっていきます。
中心部を抜けた辺りからスピードも上がり、航海をしている気分で爽快です。
シティーキャットで立ち寄りたい場所5選
お次は、シティーキャットで行く厳選立ち寄りスポット5選です。
ノースショアからUQ(クイーンズランド大学)方面順に並べてみました。
- Teneriffe(テネリッフ):赤レンガのウール工場跡と絶景リバーウォーク
- Bretts Wharf(ブリッツワーフ):ブリスベン市内を一望できるリバーウォーク
- Bulimba(ブリンバ):QLD州の遺産に登録されたかわいいターミナルとおしゃれな街
- New Farm Park(ニューファームパーク):大きな公園とパワーハウス(昔の発電所跡)
- Howard Smith Wharves(ホワードスミスワーフ):ストーリーブリッジの真下のおしゃれなダイニング空間
- Riverside(リバーサイド):ストーリーブリッジの絶景とおしゃれなレストラン
- North Quay(ノースキー): クイーンストリート・モール、カジノに近くて便利
おわりに
シティーキャットは市民の足ではあるものの、観光にも超オススメです。(ブリスベン観光の目玉の1つ)
ぜひ、多様なブリスベンの顔を水上からお楽しみください。それでは!