こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
シティーキャット(CityCat)は川の街ブリスベンに欠かせない交通手段。
観光用のクルーズ船ではなく、市民の足として毎日活躍してくれています。
今回は、こんなシティーキャットのルート(乗り場)、料金、時刻表、乗り方について詳しくまとめてみました。
参考ブリスベン・ゴールドコースト・サンシャインコーストの公共交通ガイド 参考ブリスベンの観光スポット[中心部から近郊まで在住者が提案する名所29選] 参考ブリスベンシティのカフェ11選【アクセス抜群!中心地(CBD)にあるおすすめ店】
記事の内容
シティーキャットって何?
シティーキャット(CityCat)はブリスベンの公営フェリー。
電車やバスと同じようにトランスリンク(Translink)管轄の交通機関です。(トランスリンクはこの地域の交通局)
公営のフェリーには、
- シティーキャット(CityCat)
- クロスリバーフェリー(Cross River Ferry)
- 無料のシティーホッパー(CityHopper)
の3タイプがありますが、シティーキャットは他の2つより大きく、運行区間が長いフェリーです。
参考シティーホッパーはブリスベンの無料フェリー![絶対おすすめです]シティーキャットの見た目
シティーキャットは、青・白・黄色のすっきりしたフェリー。ボディーに「CityCat」と書いてあります。
新しいバージョンのシティーキャットには屋根付きの2階席も。
こんな感じで全面に広告が入っているフェリーも多いです。
ちなみに、クロスリバーフェリーやシティーホッパーは下の写真のようにコンパクトで、船体にKittyCatと書いてあります。
シティーキャットの船内
シティーキャットには前と後ろにデッキがあり、真ん中はエアコン付きの空間になっています。
エアコン付きの真ん中部分は、窓ガラスも大きく、とても快適。無料のシティーホッパーよりもかなり広く、ゆったりとくつろげます。
フロントデッキはこちら。椅子がありますが、タイタニック的に一番前の部分に立って乗ることもできます。(写真は曇ってますが、晴れた日のフロントデッキは最高です)
バックデッキはこちら。フロントデッキの方が爽快ですが、進行方向と場所によってはバッグデッキからの眺めの方がいいこともあります。
2階席があるタイプ(ダブルデッカー)はこんな風になっています。
船内から階段で2階に上がることができ、操縦室がすぐ目の前にあります。
全てのシティーキャットはトイレ付き。途中で催した時も安心です。
シティーキャットのルートと乗り場
シティーキャットは、UQ(クイーンズランド大学)からNorthshore Hamilton(ノースショア・ハミルトン)の間を運行し、計18箇所のターミナルがあります。
※エキスプレスが止まるターミナルは赤、その他はオレンジ
シティーキャットからの絶景 5選
シティーキャットからの眺めはどこも素敵ですが、中でもおすすめの見所はこちらです。
ストーリーブリッジ
ストーリーブリッジはブリスベンの顔。
Riverside⇔Sydney Street間では、この橋の下も通過します。
特にシティー方面に向かう時のストーリーブリッジとシティーの高層ビル群が圧巻です。(夜景もきれい)
カンガルーポイントクリフ
Riverside⇔QUT(クイーンズランド工科大学)間を通過する時には、カンガルーポイントの絶壁が見渡せます。(夜間はライトアップあり)
ユニークな橋
North Quay⇔Milton間では短い距離の間に4本の橋を通過。
中でも、トゲトゲのクリルパブリッジが目を引きます。
UQ方面行きの緑の多さ
UQ方面行きは市内を抜けた辺りからの緑の多さに感動します。
とてものどかで、なんとなくジャングルクルーズをしている気分になります。
Northshore方面行きの広がり感
Northshore方面行きは河口へと向かって行くので、川幅がだんだん広がっていきます。
市内を抜けた辺りからスピードも上がり、航海している気分で爽快です。
>【KKday】でブリスベンの現地ツアーを見る >【ベルトラ】でブリスベンの日本語対応ツアーを見るシティーキャットで立ち寄りたい場所 5選
- Teneriffe(テネリッフ):赤レンガのウール工場跡と絶景リバーウォーク
- Bretts Wharf(ブリッツワーフ):ブリスベンシティーを一望できるリバーウォーク
- Bulimba(ブリンバ):QLD州の遺産に登録されたかわいいターミナルとおしゃれな街
- New Farm Park(ニューファームパーク):大きな公園とパワーハウス(昔の発電所跡)
- Riverside(リバーサイド):ストーリーブリッジの絶景とおしゃれなレストラン
- North Quay(ノースキー): クイーンストリート・モール、カジノに近くて便利
シティーキャットの料金
ブリスベンの市バス、電車、フェリーの運賃はゾーン制になっています。
シティーキャットの場合は、端から端まで乗っても同一区間内(ゾーン1)なので、1駅分乗ろうが、端から端まで乗ろうが運賃は同じ。
料金表はこちらです。(2024.2現在)
※2024年8月5日から6ヶ月間は一律50セント運賃(一般)/ゴーカード | 運賃(一般)/切符 | |
ピークタイム | $3.55 | $5.1 |
オフピークタイム | $2.84 | $5.1 |
端から端まで乗ると片道1時間25分程なので、がっつりブリスベン川のクルーズが楽しめます。(船内での飲食は禁止)
ちなみに、切符よりもゴーカード(Go Card)という交通系ICカードかタッチ決済乗車の方が確実にお得です。(フェリー・バス・電車共通)
参考ブリスベン・ゴールドコーストの交通系ICカード3枚とタッチ決済乗車シティーキャットの乗り方
乗り方はとても簡単で、こちらの4ステップです。
- 「UQ行き」か「Northshore行き」かを確認して乗る。
- フェリー内の読み取り機にゴーカードをタップ。(上:新しい読み取り機/下:古いバージョン)
- フェリーの旅を楽しむ。
- 船内の読み取り機にゴーカードをタップして降りる。
切符の場合は持っていればOK。切符はフェリー内で買えないので、先に購入してから乗り込みます。
切符なしがバレたり、ゴーカードのタッチオンをしていないと罰金の対象に。ゴーカードのタッチオンとオフは忘れがちなのでお気をつけて!
降り口には気をつけて
シティーキャットでは、前のデッキから降りる時と後ろのデッキから降りる時があります。(アナウンスあり)
みんなが前のデッキから降りてるのに、自分は後ろのデッキで余裕をかましてて降りそびれたなんてこともあるのでご注意を(笑)
>世界最大級の宿泊予約サイト【Booking.com】でブリスベンの宿をチェックシティーキャットの時刻表と運行状況の調べ方
シティーキャットは毎日朝の5時台から夜の12時近くまで15~30分間隔で運行。
時刻表や運行状況はトランスリンク(Translink)のサイトでチェックできます。
参考トランスリンクのジャーニープランナー(乗換案内)の使い方を徹底解説おわりに
シティーキャットは市民の足ではあるものの、観光にも超オススメ。(ブリスベン観光の目玉の1つ)
無料フェリー(シティーホッパー)がカバーしないエリアまで行けるので、もっとおもしろいフェリーの旅が楽しめます。
ぜひ、多様なブリスベンの顔を水上からお楽しみください。それでは!