今回は、実際の経験をもとにオーストラリアの出入国手続きについてまとめてみました。
参考ブリスベン空港ガイド [市内/ゴールドコースト/ターミナル間アクセスも紹介]記事の内容
オーストラリアへ入国!
さっそく、オーストラリアへ行く時はどんな感じなのかを見ていきましょう。
入国する時の手順はこちらです。
- 出発準備
- 入国カードの記入
- 入国手続き
- 荷物を受け取る
- 税関・検疫
出発準備
まずは、オーストラリア入国に必要な書類(パスポート、ビザ/ETAS、航空券など)を揃えます。
パッキングの時は「オーストラリアに持ち込めるもの・持ち込めないもの」を下のサイトでチェックしておくと確実です。(税関・検疫が厳しい)
- Australian Border Forceのサイト(英語)
- 在日オーストラリア大使館(日本語)
それと、利用する航空会社のサイトで持ち込み禁止品を見ておくと空港でパニクりません。
入国カードの記入
入国カード(Incoming Passenger Card)は機内で配られるので、機内で書いておいた方が断然ラク。(現地の空港にもあるけど)
日本人には日本語のカードを配ってくれるので記入は簡単です。(ペンは必須)
疲れていると適当になりがちですが、くれぐれもしっかり見て正直に!
最悪ペナルティーがかかるので、ちょっとでも「どうだろ?」と思ったら迷わず「はい」にチェックを入れるのが無難です。
入国審査
飛行機を降りたら「Passport Control/Baggage Claim」と書いてある方へ進みます。
日本のパスポート保持者は「ePassport(IC旅券)」の列へ。(16歳未満は有人の窓口へ)
eパスポートだと「スマートゲート(自動入国審査)」が使えるので早いです。(それでも並ぶけど)
スマートゲートを通過する流れ
スマートゲートは2段階方式です。(持っているパスポートの言語で表示される)
▶最初の機械(SmartGate Kiosk)- パスポートを挿入
- 質問にYES/NOで答える(結核、犯罪歴など3つ程度)
- パスポートと発行されたチケットを取る(チケットは税関で出す用)
- 通過する
- カメラの方を向いて立つ
- 顔認証がOKだったらドアが開く
- 通過する
問題なければこんな感じで入国審査は終了です。
荷物の受け取り
入国審査を通過すると、預け入れ荷物の受け取り場(Baggage Claim)に出ます。
自分が利用した便名が表示されたベルトで待っていると自分の荷物が流れてきます。
似たようなバッグが多いので、バッグのタグで確認するのをお忘れなく。
税関・検疫
荷物を受け取ったら、税関(Customs)・検疫(Biosecurity)へ進みます。
ここでようやく入国カード(飛行機の中で書いたカード)の出番。
申告する物がある場合(入国カードで「はい」にチェックした場合)、検査官に何を持っているのか聞かれるので、答えられるようにしておくのがベストです。
検査官が問題ないと判断すれば、出口から出て自由の身に。
チェックが必要と判断されれば、その先で荷物を確認されます。(検疫探知犬がチェックすることもある)
税関・検疫をスムーズに通過するには
オーストラリアの税関・検疫は割と厳しいですが、スムーズに通るコツはこちらです。
- 持ち込み不可のもの、申告が必要なものを予めチェックしておく
- 入国カードはド正直に記入
- 何を持っているか答えられるようにしておく(メモでもいい)
- 可能なら、申告するものをすぐに見せられるようにしておく
- 堂々とした態度でいる
私は機内で暇な時に、入国カードの余白に「noodles」「crackers」などとメモしておくこともあります。
説明しにくい物は別袋に入れておいて実際に見せるのも得策。しっかり説明できれば荷物チェックなしで出口へ行けることも多いです。(没収対象の品を持ち込んでなければ)
一番ヤバいのは申告せずに荷物を開けられて何かが見つかった場合。この場合はペナルティーの対象になります。
オーストラリアを出国!
オーストラリアから出る時は日本を出国する時と大差ありません。
チェックイン
チェックインはオンラインでしておくと簡単ですが、空港のセルフチェックインキオスク(self-service check-in kiosks)や航空会社のカウンターでもできます。
預け入れ荷物用のタグ印刷も、キオスク(機械)でできます。
荷物の預け入れ
荷物の預け入れもセルフサービスでできます。(必要ならカウンターでもOK)
やり方は、キオスクで印刷したタグを荷物に付け、自動手荷物預け機(Automatic Bag Drop)に乗せるだけ。
画面の指示に従って進むと荷物が自動で運ばれていきます。
重さが気になる場合は、預け入れの前に測っておくのがおすすめです。(スケールは空港内にもいくつかある)
保安検査
保安検査(Security Screening)は日本を出国する時と同じで液体や危険物などのチェックをされます。
液体制限バッグ(空港にも置いてある)に入れた液体、スマホ、パソコンなどの電子機器類はバッグから出さないといけないので、取り出しやすくしておくと快適です。
ちなみに、空のペットボトルや水筒を持ち込むこともでき、ゲート付近にある給水機で水を汲むことができます。(買うとかなり高い)
出国手続き
日本のパスポートがあれば、出国手続きもスマートゲートでできます。(助けが必要な子供は窓口で)
出国カードの記入も必要ありません。
スマートゲートの通過の仕方
出国の時は入国の時よりも簡単です。
- パスポートを挿入
- 機械の指示に従ってパスポートを受け取る
- 次の機械に進んでカメラを見る(写真撮影)
- ゲートを出て完了
出国手続きが終わったら、時間に間に合うようにゲートへ行けばOKです。
おわりに
オーストラリアへの出入国はこんな感じです。
入国時の税関・検疫が厳しいので少しテンパるかもしれませんが、正直に申告して説明ができれば怖がることはありません。
日本のパスポートはスマートゲートを通れるので、誰かと話す必要もなし。
「パスポート プリーズ」が聞けないのは残念ですが、その分スムーズなのはラッキーですよね。
それでは!