こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
オーストラリアを代表する動物と言えばコアラですが・・・なんであの子たちあんなに寝てるの?と世界中の人が思ってるはず。あんな風に過ごしたいとさえ思う人もいそうです(笑)
今回はコアラの睡眠時間と動かず寝てばかりの理由、彼らの寝る場所についてまとめてみました。
コアラが寝てる時間
あっ、コアラ動いてる!!!
ちょっと動いただけでこれほど感動される動物が他にいるでしょうか?
地元名古屋の東山動物園にはコアラがいましたが、ホントに寝てばっかりの記憶しかありません(笑)
オーストラリアの動物園ではどうかというと・・・寝てる事が多いですね(笑)でも、数が多い分起きてる子やユーカリを食べてる子、子供連れで木の上を歩いてる子なんかもいます。
新しいユーカリの葉っぱが入る時はコアラ達が一斉に動き出し、木から木へ飛び移ったり、木を登ったり下りたり・・・なかなか俊敏な動きも見せてくれることも。コアラは走ると結構早いですしね。(人間よりも早い。)
ただ・・・そんな風に動くのも極短時間。食べ終わったらまた眠りに入ります(笑)
それもそのはず、コアラの睡眠時間は18~22時間!ということは起きてるのは1日の内6~2時間程ですよね。
しかも、夜行性なので昼間はほぼ寝る時間。夜の半分以上も寝てる計算になりますけどね(笑)動いてるコアラを見たかったら夕方以降がおすすめです。
起きてる内は自分たちの餌になるユーカリの葉っぱを探し回ったり、食べたり。どのユーカリでもOKなわけでなく、自分の領域内の特定の物しか食べられないので野生のコアラは大変です。
コアラがよく寝る理由
ユーカリの葉っぱにはメンソールみたいな香りのオイルが含まれてるので、コアラがそれに酔って寝てるんじゃないかなんて噂もありますが、それはただの噂(笑)
コアラが寝てばかりで動かないは彼らの食事に理由があるんです。
コアラの好物のユーカリの葉っぱは意外と曲者。こんな悪条件が揃ってるんです。
・食物繊維が多い。⇒消化に時間がかかる。
・栄養が少ない。⇒体力温存しないとやってられない。
栄養が少ないものを食べ、解毒や消化に沢山のエネルギーを使ってるんだから寝てないと体が持ちませんね。
でも、なんでユーカリしか食べないようにできてるの?って聞きたいけど・・・。
コアラが寝る場所
コアラが生息しているのは自分たちの餌があるユーカリの森。コアラの寝たり休んだりする木も特定の物だそう。
コアラは犬やディンゴ、キツネなどの天敵から身を守るために木の高いところで寝てます。
それも、木の又になった部分が大好きです。(写真で一目瞭然ですね)背もたれもあるし、抱き枕もあるし、ジャストフィットって感じでしょうか(笑)
木を抱えるようにして寝てみたり、丸まるように寝てみたり、手足をだらーんとして仰向けに寝たりと色々ですが、気候によっても寝方が変わるそうで彼らなりに工夫してるんですね(笑)
残念なことに、コアラの森は伐採などでどんどん減っていてコアラが安心して暮らせる場所は減っています。この辺でも20~30年位前までコアラはそんなに珍しい動物でもなかったそうですが、私はこの10年動物園でしか見たことがないです。
コアラの好きなユーカリの木を植えようという運動もあるので、庭のある家に引っ越したらやってみようかなと思ってます。
おわりに
コアラの睡眠の謎が少しは解けましたか?私もこれを知る前はただの怠け者ちゃん達だと思ってましたが、コアラにはコアラの事情があったんですね。
動物園に行った時、彼らが寝ていたら温かい目で見守ってやってください。それでは!