こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
オーストラリアのwifiは遅いとか使えないとか色々言われてますが実際どんなものか。
旅行中にフリーwifiが使えるかどうかや現地のSIMとどっちがいいんだろう?なんて疑問もありますよね。
今回は現地からオーストラリアのwifi事情をお届けしたいと思います。
オーストラリアのwifi事情
オーストラリアのwifiはマシになりつつあるものの日本に比べたら格段に遅いです。
なぜかと言えば、日本では2000年代初め頃に主流だったADSLが未だに主流だから。
厳密に言うと、ADSLが若干進化したADSL2+という物が今でも普通に使われてます。
このADSL2+はダウンロードで最大20~24Mbps、アップロードで最大1~2Mbps。
※Mbps=1秒間に転送できるデータのビット数。数字が大きいほど早い。
これはあくまでも最大値なのでうちでの実測値で見ると、下り10Mbps前後、上り0.6Mbps前後が平均です。
日本の光ファイバーなら最大通信速度は1Gbps。各社の平均値をとると下り84Mbpsです。(上りの平均はわかりませんがオーストラリアより桁違いにいいのは確か。)
数字を見れば差は歴然ですよね。
ただ、こんなに遅くてもウェブ検索やyoutube、LINE通話などは普通にできます。(なのでで日本のwifiと互角だと思ってました。笑)
問題はダウンロードよりアップロードの速度なので、動画を上げたり、グーグルアカウントにデータをアップロードしたりする必要がなければそんなにストレスは感じません。
私も動画をアップロードするようになって初めてオーストラリアってヤバイじゃん!と気付いたわけです。
もちろん政府もこのヤバさには気付いていたわけで、ADSLからもっと通信速度の早いNBNに移行するべく動いています。
オーストラリアのインターネットはNBNに移行中
さっき、オーストラリアのwifiはADSLが主流だと言いましたが、ここ2~3年ほど前から(National Broadband Network)という物に変わりつつあります。
これはオーストラリア政府主導のネット改革(笑)
オーストラリア全土にファイバーを使った高速インターネットを整備しようという物です。
オーストラリアの事なのでかなりスローだし、オチもありますが2020年を目途に整備を終わらせるのが目標だそう。(多分、もっと時間がかかる気がするけど)
このNBNにはスピードによってNBN12(下り最大12Mbps/上り最大1Mbps)、NBN50(下り最大50Mbps/上り最大20Mbps)、NBN100(下り最大100Mbps/上り最大40Mbps)などいくつかのプランがありますが数字が上がるほどスピードアップして料金も上がります。
実際NBN100以上でなければ日本の光にはかないませんけどね。
容量的にはNBNのプランは無制限が主流。制限があるプランでも月100GBまでは使えます。
NBNが使えるようになった地域は強制的にADSLからNBNに移行するので、その内ADSLは使われなくなるはずです。
オーストラリアのフリーwifi
スローなオーストラリアですが、wifiフリースポットは至る所にあります。
例えば、
・公共交通機関の中
・図書館などの公共施設内
・大きな公園
・観光スポット
・大都市の街中
・ショッピングセンター
・マックやスタバなどの飲食店
など誰でも自由に使えるwifiスポットがどんどん増えています。
ショッピングセンターは無料で登録をしないといけない場合が多いですが、公のwifiなら利用規約に同意するだけですぐに使えます。
容量が1人100Mbから250Mbまでですが、街中で何かを検索するには便利なのでwifiマークを見つけたら試してみて下さい。
ただ圧倒的に容量が少ないのと不安定さがあるのでヘビーユーザーの方はwifiをレンタルしてきた方がストレスフリーです。
オーストラリアではwifiかSIMか
オーストラリアに行くならwifiがいいかSIMがいいかですが・・・
SIMロックの携帯を使っているなら→wifiレンタル
SIMフリーの携帯の場合→SIMでもwifiレンタルでも。(SIMの方が安いけど)
⇒留学やワーホリの場合現地のSIMを使うのがベスト
これが私の見解です。
SIMは空港で買うとトラベラー用のプランがあるし、どの会社も最初の2~3カ月はボーナスデータをつけている所が多いです。
おわりに
オーストラリアのwifiは遅れてますが、今世界基準に追いつこうとしているところ(笑)ただ、今の段階でもダウンロードはそんなに苦になりません。
フリーwifiは大都市ならいろんな場所で使えますが、ライトユーザー向き。ヘビーにネットを使う人はwifi又はSIM必須です。それでは!