こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
シドニーのロックス地区は新旧が混在する面白い場所。有名なシドニーの観光スポットなので足を運ぶ人が多いと思います。
そんな私もその一人。シドニーへ行った時は何度もロックス周辺を散策しました。今回はロックスの見どころと場所、簡単な歴史をご紹介したいと思います。
シドニーのロックス地区はこんな場所
このThe Rocks(ザ・ロックス)というエリアは通称ロックス。フェリー乗り場があるサーキュラーキーのすぐお隣です。
最初にロックスの特徴をまとめるとこんな感じ。
・アンティークさとモダンさが混在。
・石造りのレトロな建物が多い。
・開拓時代の雰囲気。
・石畳の迷路っぽい小路がおもしろい。
・粋なパブやカフェが多い。
・ハーバーブリッジの橋脚周辺の公園が絶景で心地よい。
・シドニーハーバー沿いで対岸にオペラハウスやルナパークが見える。
・眺めがよさそうな高級ホテルが多い。
・観光客が多い。
・ハーバーブリッジを渡るための入り口がある。(ブリッジクライムもここから)
割とコンパクトなエリアですが、景色もいいし興味深い物が沢山あるので散歩や撮影をするには楽しい場所。
昔ながらのパブも点在してるので雰囲気を楽しみながら一杯やるのもあり。石畳エリアをぶらぶらしながら気に入ったカフェに立ち寄るのも楽しいです。
ハーバーブリッジとオペラハウス、シドニー湾の眺めが楽しめる好立地なので高級なホテルも並んでます。
シドニーのロックスの地図
ロックスの場所はサーキュラーキーからシドニー・ハーバー沿いに歩いて徒歩5分ほどの所。
サーキュラーキー駅をオペラハウスとは反対側に歩けばすぐ到着です。
地図の説明です。
地図上の黒の電車マーク:サーキュラーキー駅
ピンクのライン:遊歩道のPlayfair Street(プレイフェア・ストリート)
黄色のライン:アーガイルカットのあるアーガイル・ストリート
紺のライン:歴史的建築物の多いジョージストリート
緑のライン:ハーバーの眺めがいい写真スポット
①~⑦についてはこの後ご紹介していきます。
シドニーのロックスの見どころ
ロックスは街並みや景色すべてが見所ですが、その中でも印象に残った所をご紹介していきます。
ロックスのプレイフェア・ストリート
地図上のピンクのライン。
石畳の道と可愛いお店が並ぶロックスの顔的ストリート。中世の路地裏を散歩しているかのような気分になります。
ただ、歴史的建造物はここだけじゃなくロックス全体に点在しているのでぐる~っと見て回って下さい。
シドニーのロックスマーケット
毎週末に遊歩道のプレイフェア・ストリート一体で開催されるマーケット。
アートやクラフト、アクセサリーや食べ物などのストールが所狭しと並び、とても賑わいます。
お洒落なので気の利いたお土産を買うにはぴったり。ウィンドーショッピングも楽しいです。クリスマス時期にはクリスマスマーケットになりますよ。
ファーストインプレッションズ(First Impressions)
地図上①
プレイフェアストリートの端の方にある彫刻。
3面の石碑には家族連れの移民、銃を持った兵士と足枷をつけて労働をする囚人の姿が彫られ、入植当時の様子を表しています。
写真スポットで人が多いですが、詳しい説明書きもあるので読んでみると興味深いです。
The Rocks Discovery museum
地図上②
プレイフェア・ストリートの隣のケーンドール・レーンという細い路地に佇む石造りの博物館。
コンパクトながらとても存在感のある建物で入場料は無料。植民地時代の歴史に興味がある方はぜひ。日本語のパンフレットも貰えます。
ロックスのドーズ・ポイント
地図上③④
ハーバーブリッジの橋脚の所に広がる芝生の公園。ここは入植が始まってすぐに要塞が作られた場所で今でも大砲が残っています。
とは言え、おどおどしい感じは全くなし。道を挟んですぐのヒックソン・ロード保護区と共に眺めのいい都会のオアシスとなってます。
間近で橋脚やハーバーブリッジの橋下を見る事ができるし、対岸のルナパークやオペラハウスもよく見えます。
シドニー ロックスのアーガイルカット
地図上⑤
パッと見、薄暗くて古いトンネルがあるなとしか思いません。私も旅行中はほぼ素通りでした(笑)
ただですね、この裏に隠されたストーリーを知るともっとしっかり見ておけばよかった気がします。
実はこのトンネル1843年から1867年の間にイギリスから島流しにあった囚人によってノミとハンマーだけで作られたトンネルなんです。
映画「マトリックス」のロケ地にもなっていて、オーストラリアでは重要な歴史的建造物なので私のように素通りせずじっくり見てみて下さい。
当時の過酷な労働の跡が見えるかもしれません。
シドニー天文台
地図上⑥
アーガイルカットを抜けた所にあるオーストラリア最古の天文台。
天文台の中は資料館になっていて望遠鏡も展示されてます。入るのは無料ですがナイトツアーなどの各種ツアーに参加するのは有料です。
この天文台の周りは芝生の公園。シドニー・ハーバーとハーバーブリッジの絶景が楽しめ、夕方は特に綺麗です。
・デイツアー:大人$10(子供$8) ナイトツアー大人$27(子供$20)
※値段は2019.11現在
ロックスのシドニー美術館
地図上⑦
ここはシドニーの現代美術館でかなり斬新なデザインです。
シドニーの歴史を知りたいならThe Rocks Discovery museum、新しいアートが鑑賞したいならここでしょう。
入場料は無料で休憩するにもいい場所です。
4階にあるカフェからはハーバーブリッジとオペラハウスが一望できまさに絶景です。
シドニー ロックスのパブ
ロックスはシドニーの中でも一番古い地区だけあって味のあるバーも多いです。
オーストラリアの街にはパブは欠かせない存在。街づくりが始まった頃から酒場はあったみたいですね。
ロックス地区でうちが最古のパブだ!と争っているのが「FORTUNE of WAR」と「The Load Nelson Brewery Hotel」。
どちらも歴史を感じる佇まいですが、バーエリアには和気あいあいとした感じもあり一杯やるのにいい感じです。(食事もできます。)
他にも「The Hero of Waterloo」や「Glenmore Hotel」などもおすすめ。
オーストラリアのビールやワインが存分に楽しめるし、音楽や会話も楽しめますよ。
シドニー ロックスの歴史
ロックスはなんで開拓時代の面影が色濃く残ってるのか?
それはイギリスからの最初の入植者が植民地宣言したのがロックス周辺で、その後すぐに居住区が作られたから。
植民地宣言がされた日は1788年1月26日ですが、この日は今でもオーストラリアデーと言う祝日になってます。(原住民から見ると土地を奪われた日だけど)
オーストラリアは元々、イギリスに溢れた囚人の流刑場だったので1868年まではほとんどの移民が囚人。ロックス周辺は囚人の街と呼ばれるスラム街で、ギャングがはびこった時期も長く続きました。
戦後には再開発で古い街並みが一掃されそうになった時期もありましたが、今では昔ながらの建築物がお店などに使われ一大観光スポットになってます。
おわりに
ロックスはコンパクトなエリアですが、見どころは多いです。特に古い街並みや歴史が好きな人は好きだと思います。
あとは写真好きな方!私も写真を撮りまくっていましたがハーバーブリッジ周辺には三脚を持った人も多かったです。
お散歩好きならロイヤル植物園やミセスマッコリ―ズ・ポイント、オペラハウスやサーキュラーキーと合わせて散策するのもおすすめです。