こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
誰もが一度は聞いたことがあるほど有名なシドニーのハーバーブリッジ。見るからに立派で写真を撮らずにいられないシドニーのアイコンですが、この橋はいったいどんな橋なのか?
今回はハーバーブリッジの基礎知識編。高さや長さ、歴史と橋の場所を詳しくご紹介したいと思います。
ハーバーブリッジとは
ハーバーブリッジは世界3大美湾と称されるシドニー湾(ポートジャクソン湾)にかかる大きな橋のこと。
シドニー・ハーバーは美しく入り組んだリアス式の自然湾で、1770年にジェイムス・クック船長がヨーロッパ人として最初に到達した場所としても有名。
ハーバーブリッジ周辺にはオペラハウスやシドニー植物園、ルナ・パークなどシドニーの有名スポットが目白押し。大都会の高層ビルと緑、青い海のコントラストが絶妙です。
このハーバーブリッジはシドニーシティーと湾を挟んだ北側の街を繋ぐために作られたアーチ状の橋。
橋の両端にある計4本の支柱(パイロン)はがっちりした趣深い石造り。それぞれ約100mの高さがあり、ここを支えに鉄のアーチがかかってます。
シドニーシティー側(ヒックソンロード保護区側)の支柱にはパイロン・ルックアウトという展望台があり、支柱の上から絶景が楽しめます(13歳以上$19)。
ハーバーブリッジは橋の上に登るブリッジ・クライムも有名ですが、実際に橋のアーチの上に登れるのは世界でもこの3か所だけなのでかなり貴重です。↓
⇒ブリスベンのストーリーブリッジ
⇒オークランド(ニュージーランド)のハーバーブリッジ

ハーバーブリッジの場所
ハーバーブリッジはシドニーシティー西部のロックスというエリアからノース・シドニーを結ぶ橋。地図で見るとこの位置にあります。
ハーバーブリッジの東側には有名なオペラハウスが君臨。その向こうにはハーバーブリッジとオペラハウスが一緒に見えるミセスマッコリ―ズポイントやシドニー植物園があります。
ハーバーブリッジはサーキュラーキーからフェリーでCockatoo IslandやParramatta River方面へ行く時に下をくぐる事も出来ますよ。
ハーバーブリッジの高さ
ハーバーブリッジのアーチのてっぺんから水面までは134m。建設当時はシドニーで一番高い建築物でした。
ハーバーブリッジを見上げるとアーチの枠組みがプラモデルのようでかっこいいですが、これには約5万3千トンの鋼が使われています。こんな重い物を4本の支柱が支えていると思うとかなりびっくりです。
ハーバーブリッジの長さ
ハーバーブリッジの長さは1149m。パイロン(支柱)とパイロンの間の長さは約500m。海の上にかかっている部分よりもその前後の方が長いです。
ちなみに橋の幅ではバンクーバーのポートマン・ブリッジに次いで世界第2位の48.8m(2012年までは1位だった)。
8車線の車道とシティーレールの路線、自転車専用道と歩道が走り車線の多さでは世界1位です。
参考:ハーバーブリッジの歩き方と歩く時の入口 所要時間を解説
ハーバーブリッジの歴史
ハーバーブリッジ建設案は1815年から出ていましたが、最終的に着工されたのは1923年の事。
後にブリスベンのストーリーブリッジのデザインもしたDr.ジョン・ブラッドフィールド指揮のもと工事が始まりました。
完成したのはその9年後の1932年。2017年の3月に85周年を迎えた所です。
参考:ハーバーブリッジに登る方法 ツアーと値段,登った感想を紹介
おわりに
こうしてみるとシドニーのハーバーブリッジは世界的にもかなり価値のある橋ですね。
登ったり、歩いて渡ったりもできるし、シドニーハーバーを上から見下ろすには絶好のスポットです。下から見ても圧巻なのでぜひ近くまで行ってみて下さい。それでは!