こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
写真の整理をしてたら間が空いたダーウィン発3日間のキャンプツアー。本日は有名なカカドゥ国立公園へ向かいます。ダーウィンから約3時間のここは大自然と古代のアートに度肝を抜かれる別世界。壁画あり、ヤバい景色あり、滝ありの1日です。
・ダーウィン発ツアー1日目 リッチフィールド国立公園とメアリー川クルーズ
・ダーウィン発ツアー2日目 カカドゥ国立公園の壁画と滝←今ここ
・ダーウィン発ツアー最終日 カカドゥ国立公園の滝巡りの回
カカドゥ国立公園キャンプツアー
昨日のキャンプ場(メアリー川国立公園付近。もしかしたらカカドゥだったのかもしれない。)を出てカカドゥ国立公園へ。
カカドゥ国立公園は昨日のリッチフィールド国立公園と合わせてこの辺りの超ビッグネーム。世界遺産にも登録されております。
とにかくこの辺は雄大な国立公園だらけ。隣り合ってるだけあって感じはよく似てるけど、行く先々で絶景とスリルに出会えます。
本日の旅程は、カカドゥ国立公園内の・・・
・ウビル・ロック(Ubirr Rock)←壁画と展望台
・マグク滝(ビラボーン渓谷)
・ガーナマーキャンプ場
下の地図で見ると⑳~㉒の順番で冒険開始です。
カカドゥ国立公園の壁画 Ubirr Rock
カカドゥ国立公園では古代アボリジニ(原住民)の壁画が3000以上も見つかっているとか。
この古代の壁画が一般公開されてるのは、ここウビル(Ubirr )とノーランジー(Nourlangie)、あまり知られていないNanguluwurr(読めない!)の3か所。
ここウビル・ロックアートサイト(地図⑳)は最大の壁画スポットで古代アボリジニが2万年以上暮らしていた場所。大昔の重要なイベント事や魚、ワラビ―、ハリモグラなどの動物達が独特の画法で描かれてます。
ウビルは3つのパートに分かれていて、メインの壁画エリアは岩が波のように頭上に覆いかぶさってくる感じで圧巻。
壁画はレントゲン写真のように動物の骨格などが見事に表現されていて、壁画に興味がなくてもおもしろいです。
さらに、ここで忘れてならないのがNadab Lookout(ナラブ展望台)。ここは壁画セクションから15分ほど丘を登った所にありますが、めちゃくちゃな絶景!
この写真では全く伝わりませんが、カカドゥ国立公園の360度ビューに圧倒されます。氾濫原やイースト・アリゲーター・リバー(ワニ川)などの眺めがすばらしすぎて、ライオンキングの世界にいるよう。夕日の名所としても有名です。
ちなみに、今回は行ってませんがもう一つの壁画の有名どころ、ノーランジー(Nourlangie)トレイルのアンバンガング・ギャラリー(Anbangang Gallery)には有名な「ライトニング・マン」の壁画も。
ライトニングマンは激しい雷雨を自在にコントロールする架空の生き物で、人間のような動物のような、爬虫類にも見えるような奇妙な存在。とても有名なので興味がある人は見に行ってみて下さい。
カカドゥ国立公園の滝 Maguk Waterfall
壁画のウビルから車で約2時間15分。Barramundi Gorge Waterfall(バラマンディ渓谷の滝)とも呼ばれるMaguk(マグック)滝に到着(地図㉑)
ここは絶壁に囲まれたきれいな水のロックプールと滝があるスイミングスポット。
駐車場から約30分弱、熱帯林のボードウォークやゴツゴツした岩の道を歩いた後は、水に入ってクールダウン。
浅い所で水に浸かりながら涼んでもいいし、泳ぎに自信があれば滝の所まで行って滝にあたる事も出来ます。
滝壺の周りにはパンダナスなどの熱帯の植物もいっぱい。行った時は11月初旬だったので虫も気になりませんでした。
歩いた後なら水温もちょうどいい感じだし、異空間でなかなか貴重な体験ができました。

カカドゥ国立公園でキャンプ
カカドゥ国立公園内にはいくつかキャンプ場がありますが、この時泊まったのはGarnamarr Campground(ガーナマー・キャンプグラウンド)。地図㉒
ここはさっきのマグク滝からは3時間程ですが、翌日行くJim Jim FallsやTwin Fallsへのアクセスは良好。
お湯の出るシャワーやトイレなどのファシリティーも整ってるし、バーベキューエリアもあって結構快適だった覚えが。
翌日はまた朝早くからカカドゥ国立公園の滝巡り。泳ぎとハイキングと移動のサバイバルな最終日になるでしょう。
おわりに
カカドゥ国立公園はめっちゃくちゃ広いし、古代文化と大自然、野生動物たちの宝庫。移動には4WD必須で所々かなりラフな所もありますが、野性味あふれるドライバーさんや仲間たちと一緒なら全然平気。明日はどんな場所が見られるか・・・。