こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
オーストラリア土産でべジマイト(VEGEMATE)貰っちゃったけどどうしたものか・・・。
恐らく、べジマイトを手にしたほとんどの人がこう思うでしょう。オーストラリアではみんなが好きな国民食ですが、日本ではウケが悪いですよね(笑)
今回はべジマイトの美味しい食べ方特集!気になる原料や栄養の事もお伝えします。
べジマイトの美味しい食べ方
べジマイトを初めて口にした時の衝撃と言ったら・・・でした。
赤味噌を苦くして、もっと塩辛くして、薬っぽくして、ねちっこくして・・・みたいなとんでもない味なので誰が食べるんじゃ!と言いたくなるのは当たり前(笑)
でも、オーストラリアではどの家庭にも常備してあるような一品なので普通に出てくるわけです。
日本人が外国人に納豆はきついだろと思うように、べジマイトが万人受けしないことを承知のオージーも多いからマズイと言っても笑って済まされますけどね^^
ちなみに私、名古屋出身で濃~い赤味噌は大好きですがべジマイトは今でも苦手です。
さて、こんなべジマイトですが少しでも美味しく食べるにはどうしたらいいのか?
誤ってお土産に持って帰り母とべジマイトの消費に翻弄した過去やオーストラリア人の食べ方を元に提案していこうと思います。
べジマイトトースト
オーストラリアで最もべジマイトが活躍するのがトースト。トーストは鉄板です。
ただ、ベターっとたっぷり隅々まで塗ってはダメ。絶対ダメ!辛くてキツすぎます。
食べ慣れてる現地人はべったり塗る人もいるけど、初めて食べる時にこれをするとトラウマになる確率大(笑)
べジマイトトーストを美味しく食べるにはこうしてみて下さい。↓
・チーズトーストに薄~く塗る。
べジマイトはバターやチーズとの相性が◎。そしてべジマイトは隠し味程度に使うと覚えておくといいでしょう。
べジマイトをジャムのように使うのは、握り寿司全面にわさびを塗りたくるようなもの(笑)
べジマイトって悪くないじゃんと思った方のみ量を増やしてみて下さい。
べジマイトロール
オーストラリアではべジマイトスクロールというパン生地でべジマイトとチーズを巻き込んだロールパンも人気です。
現地で市販されてる物はべジマイトが多めなのでキツいかもしれませんが(私ムリ)、家で作る時はチーズたっぷりでべジマイトをごく少量にすることで少し改善されるかも。
まぁでも、パン生地作りに手間がかかるから作るならもっとおいしいパンが作りたいかも。
べジマイトサンドイッチ
現地ではサンドイッチにもよく使われます。べジマイトサンドイッチは幼児から大人までお弁当として食べられることも多々。(赤ちゃんみたいな子でもこの辛いサンドを頬張ってるのがすごいと思う。)
食べ慣れない我々としてはトースト同様チーズや具でごまかすのが一番。
オージーはバターとべジマイトだけのサンドイッチを美味しそうに食べますが、日本人としてはべジマイトをからし位の割合で使い、具を沢山入れた方が無難です。
べジマイトとクラッカー
これも定番。クラッカーにチーズをのせてべジマイトをほんの少しのせると隠し味に。チーズの代わりに多めのバターでもOK。
オーストラリアではちょっとした間食に食べられてます。
べジマイトと野菜スティック
きゅうりスティックや、大根スティック、セロリスティックなどにべジマイトをほんの少しだけつけて食べると野菜の水分で薄まって悪くないです。
マヨネーズにほんの少しだけべジマイトを入れてディップにするともっとまろやかで食べやすくなります。
べジマイトで味噌汁
べジマイトって赤味噌っぽいからということで母が試したのが味噌汁。
べジマイトと出汁だけで作ると色は赤出汁っぽくなりますが独特の風味が強烈。キツすぎて泣く泣く破棄した過去があります。
ということで、赤味噌9:べジマイト1位の割合でやってみたらべジマイトの風味はするけど食べる事は出来ました。(べジマイトがなくなるまで毎日続きましたけどね・・・)
べジマイトソース
ミートソースなどのガッツリトマト系のソースを作る時に隠し味として使うと、べジマイト独特の風味が和らいで美味しく食べられます。
煮込みハンバーグのソースにも結構合いますよ。(少量ね)
べジマイトの原料
この黒い物体は何でできてるのか?
べジマイトの主な原料は酵母エキス(イースト菌抽出物や麦芽抽出物)と塩。要はビール工場でビールを作った後に残るビールのカスです。(酒で言えば酒粕にあたる。)
香りが酵母製剤のエビオス錠に似てると言われるのもこのためですね。
酵母エキスはうまみ成分のグルタミン酸を豊富に含んでいるそうなのでこんなに深い深い味になるのでしょうか・・・。
ちなみにべジマイトはイギリスやニュージーランドで作られているマーマイトと製法が似ていて同じような感じ。べジマイトvsマーマイト論争はありますが、私からするとどっちもマズイ(笑)
ちなみにマーマイトの方が歴史が古いです。
べジマイトの栄養
べジマイトは塩辛いし体に悪いだけの食品と思われがちですが、実はビタミンB群が豊富。
チアミン(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ナイアシン(ビタミンB3)、葉酸(ビタミンB9)などが豊富で、塩分カットバージョンにはビタミンB6やB12も追加されてます。
脂肪分も極小、砂糖も入っておらずカロリーは5gで約8.6kcal。バターなら5gで35kcal前後あるので割と低カロリーかも。
ただ、塩分は高いのでクセになっても食べ過ぎにはご注意を。(梅干しみたいなもんかな)
おわりに
べジマイトさん、散々マズイ者扱いしてごめんなさい。でも、ホントに好き嫌いが分かれる食材なので仕方ない。オーストラリア人はほとんどの人が好きだし、よく似たマーマイトもニュージーランドやイギリスでは人気。ただ、クセが強いだけです。
お土産にもらって困ってる方はどうにか策を考えて上手に食べてあげて下さい^^それでは!