こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
さて、アリススプリングスからダーウィン縦断のバスツアー最終日です。この日はニトミルク国立公園内のキャサリン渓谷とエディス・フォールスがメインで終点ダーウィンまで向かいます。
なかなかサバイバルな日でした・・・。
アリススプリングス→ダーウィンのバスツアー最終日←今ここ。
ニトミルク国立公園からダーウィンの旅
お泊りしたキャサリンのキャンプ場を出発。本日も早朝から動きます。旅程は・・・
・ニトミルク国立公園のエディス・フォールス
・アデレードリバー
・ダーウィン
地図で見ると⑫~⑮の間を移動しております。
キャサリン渓谷(Nitmiluk Gorge)
キャンプ場を後にして向かったのはニトミルク国立公園内の名所キャサリン渓谷(ニトミルク・ゴージ)。地図上⑬
ニトミルクとはアボリジニの言葉で「蝉の夢見る場所」という意味。13の渓谷が美しい広大な国立公園でカカドゥ国立公園と隣り合ってます。
キャサリン渓谷は切り立っ黄土色の崖とジャングルのような面持ちのキャサリン川、生い茂る緑がホントに絵になる空間。絶滅危惧種の野鳥やオーストラリアワニも生息してます。
そしてここの目玉は、渓谷内のクルーズ又はカヌーです。我々の旅はサバイバルな旅なのでもちろんカヌー。いきなりこんな野性味のあるところでカヤックデビューです。
最初は、浮かれて写真なんかとってますが全く舵が取れず、アウトドア慣れしたツアーメンバーはとっくに遠方へ。ワニが出るかも・・・なんて恐怖を覚えながら小雨の中必死に進みました。
メンバーがゴールで待ちくたびれてる中、30分ほど遅れて到着。運動神経のいい友人がいなきゃ辿りつけませんでしたね。(途中で私はオールに触るなと命ぜられておりました。笑)
こんな大自然の中で心身ともに疲労するとは(笑)←慣れてれば何の苦もないそう。(ヨーロッパからのツアーメンバー談)
ゴール地点では崖から飛び込んだり泳いだり。これは楽しかったし眺めも抜群でした。
ちなみにカヌーや水泳に適しているのは乾季に当たる4月~10月頃。この時は11月上旬でしたが普通に楽しめました。
ただ、水量が上がり世界一凶暴だと言われるイリエワニが渓谷内に侵入してくることもある雨季の間は遊泳禁止となるそう。この辺りは乾季と雨季で景色が様変わりするようです。
気温も湿度もぐっと上がって虫も多い雨季の時期には行きたくないですけどね。
エディス滝(Edith Falls)
キャサリン渓谷で散々遊んだあと1時間半弱かけてエディス・フォールスへ移動。(地図⑬)
水着でビショビショのままバスに乗りこみ普通に出発するのがキャンプツアーのすごさ。日本ではなかなか見ないワイルドさを体験できるのがオーストラリアの魅力です(笑)
エディス滝もキャサリン渓谷と並ぶニトミルク国立公園内の目玉。滝壺は駐車場からも遠くなく泳ぐこともできますよ(時期にもよるらしい。)
この滝は滝壺からと上流の方から見ることができます。これは滝壺ですが、乾季明けだったので水量少な目。写真の写し方が悪かったですが、もっともっと眺めがいいです。
アデレードリバー
再び泳いでベタベタのまま上に服を羽織ってバスへ乗車。約2時間弱でアデレードリバーへ。町の名前と川の名前両方がアレデードリバーなので少しややこしい。(地図⑭)
ここは、第二次世界大戦中に重要な役割を果たした場所で、一度日本軍の空爆も受けた場所。大きな戦没者墓地もあります。
小さな町ですが、今まで小さな集落ばかり通ってきたので割と大きく見えました(笑)近くには有名なリッチフィールド国立公園もあります。
今回は街の中は散策せず、アレデードリバー・インに立ち寄ったのみ。
毎度おなじみのパブ、レストランと宿泊施設が合体した場所です。バーの中にはクロコダイル・ダンディーのポスターも。
しかし、どんな小さな田舎町にもパブがあるのにはびっくり。というよりはパブを中心に成り立っているとすら感じます(笑)
ここでは休憩だけ。休憩後はバスに乗りこみ最終地点のダーウィンへ!

ダーウィン
アデレードリバーから車で1時間15分程北上してダーウィンに到着。(地図⑮)ここはノーザンテリトリーの州都に当たる場所なのでさすがに大きい。
アリススプリングスから北上してくるにつれて湿度が上がり、緑もどんどん増えてきましたがここは11月初旬の段階でじっとり。同じ30度でもアリススプリングスの乾燥した30度とは全く違います。
カカドゥ国立公園やリッチフィールド国立公園観光の拠点でもあるし、湾を中心にシーフード系の店も多い街でした。←と言っても夜に現地の知人に案内してもらっただけ(笑)
長旅を終えてこの日はバックパッカーズホテル泊。
ダーウィン周辺の国立公園観光は翌日からの新しいツアーで参ります。(この時はツアーが小刻みになってた。)
おわりに
キャサリン渓谷のカヌーにはかなりヤラれましたが、雄大なニトミルク国立公園は素晴らしいの一言。なかなかできない体験ができました。(筋肉痛バリバリだったけど)
アリススプリングスからダーウィンへの旅は移動時間も長いですが、乾燥した大地からジャングルのような大地へと移り変わっていく様子がおもしろく、まさにオーストラリア縦断の楽しさが味わえるツアーでした。
ダーウィン発カカドゥ、リッチフィールド、メアリーリバー国立公園の旅はまた明日。それでは!