こんにちは。ブリスベンに生息中のビーンです。
「海外で小銭がいる時はキャッシングすればいいじゃん!」
なんて言われますがキャッシングって怖いイメージがありますよね。
今回は海外キャッシングと両替を比較し、どっちがお得かを検証。キャッシングの注意点も交えてお伝えしようと思います。
両替にしようか海外のATMでキャッシングしようか迷ってる方は必読です。
海外キャッシングとは
キャッシングはクレジットカードを使ってATMでお金を借りること。
クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠がありますが、このキャッシング枠内でお金の借り入れができるシステムです。
海外キャッシングもこれと同じこと。旅先のATMで現地通貨を借り入れることができるんです。
どんな時に使うかというと小銭が必要な時。
カード決済やモバイル決済が進んでいる国も多いですが、小銭が必要な場面ではキャッシングは便利です。
「でも借入って利子高いじゃん!」と思う人は多いですよね。
雪だるま式に利子が膨れ上がって・・・怖い人が取り立てに来て・・・こんな妄想に駆られるのは私だけではないはずです(笑)
それなのに「両替よりキャッシングの方がお得だよ!」と言われるのはなんででしょうね?
海外ではキャッシングと両替どっちがお得?
「両替すればいいのに、なんでわざわざキャッシングなんてするの?波乱万丈な人生を送りたいのかしら?」
以前はこんなことを考えてたので、両替するよりもキャッシングした方がお得だと知った時は衝撃的でした。
なぜこんなことが起きるかというと・・・
両替する時にはこれだけの手数料がかかっているから。↓
※為替手数料は通貨によってまちまち。米ドルは流通が多い分一番手数料が安い。
これだと、両替する額が増えるほど沢山の手数料がとられますよね。
※銀行や両替所が提示する額は既に手数料込となってます。
図式にするとこんな感じです。
ところがキャッシングの場合は両替する時のように沢山の手数料がかかりません。
図式にするとこうなります。↓
※日本円への換算は国際ブランド(ビザ・マスター・JCBなど)のレートで行われてます。
※国際ブランドのレートはブランドごとに違いがありますが、通常は為替レート(仲値)に0%~1%程上乗せされたもの。両替時の手数料より相当安いです。
※海外ATM手数料がとられないカードもあります。
ここで「手数料が安いといっても金利が高いよね。」という疑問が湧いてきます。
ちょっとシュミレーションしてみましょう。
ほとんどのクレジット会社の実質年率は18%前後。めちゃくちゃ高そうに見えますが、これは年率です。
仮に1ドル=100円として現地で500ドル借り入れた場合の利息を計算してみると、
仮に30日借りたと考えても
次の引き落としまで待たず、帰国後すぐに繰り上げ返済すれば(できないカード会社もある)かなり少額に。ATM手数料を考えても両替をするよりお得になりますね。
米ドルの場合は為替手数料が1ドル当たり2~3円前後とまだ安めですが、マイナー通過だと為替手数料がもっと高額に。ひどいと5万円当たり数千円キャッシングの方がお得になることもあります。
ということで、これが両替よりもキャッシングの方がお得と言われる所以です。
※ただし借入期間が長くなるならキャッシングはNGです。
海外キャッシングの注意点
さて、最後に海外キャッシングの確認事項と注意点です。
- 出発前にキャッシング枠の額と暗証番号をカード会社に確認。
- 出発前に返済方法を確認。←カード会社によってはリボ払い設定になってることもある。(変更可能)
- 繰上げ返済が可能かどうかの確認
- 海外にある悪質レートのATMに注意。←「海外 キャッシング 悪徳 ATM」で検索。
- クレジットカード決済メインで必要最小限をキャッシングで。
- 暗証番号の入力は隠してお金はすぐに片付ける。
- 人通りのある安全な場所のATMを使う。
- 領収書はとっておく。
- トラブルがあった時しっかり対応してくれるカード会社を選ぶ。
おわりに
怖いイメージのあるキャッシングでしたが、海外で小銭が欲しい時に引き出す程度なら両替するよりもお得でしたね。
海外に行く前に必要事項は確認して、クレジットカードでは支払えない分だけキャッシングするとスマートです。それでは!
参考:オーストラリアドルの両替はどこがいい?日本円に戻す時は?